2007年12月10日

印象とロジックと「それ以外のもの」。

この前、とあるインタビューを受けさせていただいたのですが、その時に訊かれた内容で1つ、考えさせられることがありました。

それは、「印象」と「ロジック」の違いって何なのか? ということです。

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その直後に、某SNSである方が、日記でロジックの事について書かれているのを読んで、さらにその疑問が深まりました。

私個人は、ロジックとは「死人やブロックからのみ導き出される推理。」であると定義しています。
一方で印象とは、「会議での発言や役宣言などから考えられる情報」の事だと、定義しています。

ここで、1つ疑問が生まれます。
「この3人部屋では、みんなが部屋を出る直前に死人が出たから、自殺だろう。」とか、「この投票は狼がする投票だ。」とか、そういうのは何に分類されるのか? という事です。

これらがロジックであるかというと、なんとなく違うような気がします。
なぜなら、正確性に欠けているからです。だから、「死人やブロックからのみ導き出される推理。」と同じように扱うわけにはいきません。

かといって、これらが「印象」であるかというと、これも違うような気がします。
なぜなら一応、「人間心理を元にくみ上げた推理」だからです。

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「会議での発言」とか「役宣言」は、嘘をつけばいくらでもバリエーションがある上に、ノリやネタなどといった要素が絡むこともあるため、(私個人は)あまり参考にしません。

しかし、「狼の行動心理」は、先ほど述べた「発言系」と違って、ある程度勝敗に直結します。(つまり、裏をかぐと、狼がピンチに追い込まれる可能性を秘めているのです。)
そのため、発言系の推理よりは信用できると(私は)思います。

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さて、ここまで3つの推理要素を挙げました。
(私の言葉で表現すると)「ロジック」「狼の行動心理」「(発言からくる)印象」といった感じになります。

では、人狼をする上で一番重視すべきなのは、どの要素なのでしょうか?
(さっきからくどいですが)ここでは私個人の価値観を書いてみます。

まず、「ロジック」のみで狼が分かれば、これに越した事はないでしょう。
なぜなら、(計算間違いでもしない限り)これが一番正確だからです。

しかし、ロジックだけでゲームに勝つのは困難です。
なぜなら、ロジックには以下の2つの欠点があるからです。

1.2つ以上に候補が分かれてしまうことがある。(絞り込めるとは限らない)
2.完成するのに時間がかかる。(完成するまでに食われたり、手遅れになってしまったりする事が多々ある。)


これを補うためには、他の推理要素に頼るしかありません。
それが「狼の行動心理」と「印象」です。

「印象」は非常に強力です。なぜなら、初日から使えるからです。
もちろん、センスが必要ですし、使い方を誤ってしまうと、見当違いの答えを出して、無実の人を疑うことになってしまいますので、過信は禁物です。
でも、「自分が噛まれないようにする」には、印象の力が非常に大きいです。

「狼の行動心理」は、ロジックの補助になるものだと思います。
行動心理によって、2つ以上挙がってしまった候補に重みをつける事ができるからです。
(自分が噛まれないようにするために、一番「重くなった」ロジックにすがる事になります。)

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などという事を、38度の熱にうなされながら書いてみました。
(早く寝ろよというツッコミは却下します^^;)

ではでは。


【追伸】
配役ロジックの事をすっかり失念していました。
とりあえず「それ以外の何か」に含めてやって下さい。(一応「ロジック」という名が付いてはいますが、この記事の定義に反しますので‥‥)
この記事へのコメント
「行動心理」に分類されてるところは、僕の中では80%くらいロジックに入ります。
記事中に挙げている
>「この3人部屋では、みんなが部屋を出る直前に死人が出たから、自殺だろう。」
というのは、
1.「狼が噛まないことを確認して自殺する」こと
2,「狼がそれに見せかけて噛んでいる」こと
  のどちらかであると判断できます。
しかし断定はできません。
単に「3人部屋で死人が出た」以上の情報を持っているのも事実です。
このとき、1と2のどちらを選択するか(というより、どのように重みをつけるか・確率を割り振って考えるか)というところはある程度ロジックから外れます。
(ここがロジック以外の20%にあたる。たぶん個性です。)

が、ロジックを適用することはできます。
というのは、2に「それに見せかけて」と書きました。
それは、1であるほうが効率がいいから(狼が居たら無駄にパスを使わせないなどの理由)、行動の真実としての確率が高いと言えるためです。

ところが、効率が悪いにも関わらず2も発生します。
効率のみで考えれば1のみが適用できますが、
村人がそう読んでくるだろう、という前提に立てば2も起こりえます。

つまり、相手もロジックを用いて推理しているということに立脚しているはずなのです。
その応酬果ての収束したところが「狼の行動心理」に当たるのではないかと思われます。
Posted by ぴ at 2007年12月11日 01:46
>「この3人部屋では、みんなが部屋を出る直前に死人が出たから、自殺だろう。」
について、
3. 「会話に夢中になりすぎてうっかり噛み忘れた」
というのを忘れていました。
まあ、その3つで先ほどのコメントの確率の割り振りの応酬があると考えています。

では、お大事に。
Posted by ぴ at 2007年12月11日 01:51
「狼の行動心理」は、BBS人狼でも襲撃先や偽判定などを予測するに当たってよく持ち出されている要素ですね。
私もこれはロジックの範疇ではないと考えています。勘でもなくて、心理要素というか。

プレイ時間が長いBBS人狼では、長い時間戦う仲間が居るために結束力が高まる傾向にあり、勝利のためという軸のブレが比較的少ないのでこれは結構有効です。

ここでポイントになるのは、プレイヤー各自の人物像(堅実なタイプなのか、博打を打つタイプなのか、ネタ重視なのか、どういう態度が「信じてもらえる」と考えているのか、どんな手が有利と考えているのか…等など)によって各自が打ち出す行動結果が異なることです。
だから、この方向から精度の高い推理をするためには、各自の人物像をじっくり探っていくことが重要になっていきます。

話をUO人狼に戻すと、この「狼の行動心理」を有効に使うことを突き詰めると、一般的に「これをやったら狼が不利すぎる、度胸がいりすぎる」というような絞込みに加え、更にプレイヤー各自の人物像というか、プレイスタイルを把握しているかどうかによって差がでてくると思います。

その辺り、顔(?)が見えてしまうUO人狼では、ゲームの中にいわゆる常連プレイヤーや、自分の知っているプレイヤーが多いほうが有利、という避けられない差が出てしまうのがちょっと困り者ですが、よく知っていると思っているプレイヤーでもその日・そのゲームでコンディションや考え方が違ったり、さらには初めてプレイするプレイヤーと戦うこともよくあることなので、私は限られた1ゲーム内の時間でどれだけそのプレイヤーの考え方を引き出せるか、あるいは協力すべき味方側にどれだけ開示できるか、というプレイングをいつも考えていたりします。あんま満足できたことはないですが><

長くなりましたが…
熱…風邪でしょうか。しっかり寝ましょう。
おだいじにです。
Posted by blacksoup at 2007年12月11日 01:52
>ぴ さん、blacksoupさん
熱のほうは、(ある意味 計 画 通 り に)会社を休んだお陰で、だいぶ良くなりました^^;

たしかに、「各人のプレイスタイル」の影響は大きいですよね‥‥(実際、無意識に「この人はこんなプレイはしない。」という仕分けをしてしまう事はありますからね‥‥もちろんレスにある通り、それは絶対的なものではないのですが。)

そのあたりを考えると、プレイヤーの(今回のゲームに於ける)考え方を引き出すのは重要かもしれないですね‥‥

あとは、その応酬をどう収束させるかですが、そこまでくると、だいぶ難易度上がりますね‥‥(まあ難しいからこそ面白いのですが。)
Posted by S.Fennel at 2007年12月11日 18:46
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